珈琲の抽出ワンポイント講座

 

珈琲は奥が深い・・・

 

そう思っている方はそう多くはないでしょう。

 

なぜならば、

まだ本当の珈琲に出会っていないから・・・

 

本当の珈琲とは??

 

今毎朝飲んでいる珈琲は??

 

そんな風な疑問が浮かんでいることでしょう。

 

ほとんどの方が飲まれている珈琲は、

お湯が珈琲の粉を通過しているだけなのです。

 

粉を通過することで透明なお湯が茶色くなる・・

 

そういうお湯の通過の仕方と、

お湯が珈琲の粉の中に浸透しエキスが出てくる

のとでは、わけが違うのです。

 

じゃあ、どうやったらエキスが出てくるのか??

 

その答えは、最初の一分間に隠されているのです。

(今はペーパーフィルターを使ったドリップについての説明です。)

 

珈琲の粉にお湯が浸透し、珈琲のエキスが出てくるまで

というのは、珈琲豆をある程度細かく挽いたとしても、

ある程度時間がかかります。

 

なので、コーヒーの粉にお湯が浸透するように

してあげればいいのです。

 

具体的に言うと、

抽出器具にもよりますが、

当店推奨の元祖円錐形フィルターである

KONO名門フィルターでは、

最初の珈琲一滴がフィルターから落ちてくる

までにだいたい1分間をかけます。

 

これだけで最初の液体は、

いつもよりもだいぶ濃くなることでしょう。

 

このひと手間で、抽出される珈琲は全然違ったものになります。

 

当店の常連のお客様方にお伝えしたところ

今までと全然違うと驚かれていました。

 

ただし・・・

 

これには一つポイントがあります。

 

それは何かというと・・・

 

ある程度珈琲が新鮮であるということです。

 

僕の中での新鮮かどうかというのは、

珈琲豆を焙煎してからだいたい一か月半以内の

ものを指します。(できれば一か月以内)

 

なぜ新鮮である必要があるのか??

 

焙煎し終えた珈琲豆はガスを含んでいます。

お湯をかけて膨らむ方がいいと聞いた

ことがある方も多いかもしれません。

 

その膨らみがガスなのです。

 

珈琲の中にお湯が浸透していく過程で、

ガスが出て珈琲が抽出されるのです。

 

つまりガスはお湯が珈琲の粉の中に

浸透しやすいように手助けしてくれる

のです。

 

では焙煎した直後のものが一番いいのか??

 

というと、そんなことはありません。

 

これは、珈琲のプロと自称している方々も

勘違いしている点です。

 

ガスが出すぎるのもよくないのです。

 

ガスが出すぎることにより、

抽出中に粉と粉の間にガスがありすぎることで

逆に抽出の邪魔をして、浸透しにくくなっているのです。

 

それなので、

個人的にはだいたい焙煎後3日目くらいである程度

ガスが抜けてからが、落ち着いて飲み頃だと

思っています。

 

何にせよ古い珈琲よりも新鮮な珈琲の方が

おいしいに決まっています。

 

野菜にしろ、果物にしろ、珈琲にしろ、

鮮度が命です。

 

そろそろ古いコーヒーを飲むのをやめにしませんか??

 

 

お問い合わせ・ご質問、珈琲のご注文

メモ: * は入力必須項目です